コラム

 公開日: 2015-10-06 

医薬品について

医薬品とは

医薬品には広義には医薬品(狭義)と医薬部外品、化粧品が含まれています。その中で、狭義の医薬品には「医療用医薬品」と「一般用医薬品(広義)」があります。一般用医薬品は「要指導医薬品」「一般用医薬品(狭義)」に分類されます。

医療用医薬品

 医療用医薬品の定義は、「医師若しくは歯科医師によって使用され又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいうとされています。簡単にいえば、病院や診療所に行って医師の診察を受けたうえでもらう医薬品のことです。
 医療用医薬品は、その成分、効果が明らかにされており、一般的には効き目が強いと考えられています。その上、起こりうる副作用の内容も明らかにされています。効果の裏には副作用もあるということです。そのためしっかりとした疾患知識や医療知識のある医師によって、処方され、はじめて患者さんは使用することができるのです。使用量や使用方法をしっかり守ることで最大の効果が得られますが、副作用は出ることがあります。

一般用医薬品(広義)

医療用医薬品以外の一般用医薬品は「要指導医薬品」「一般用医薬品(狭義)」に分類されます。(以後の一般用医薬品は狭義の一般用医薬品をさします。)
OTC医薬品(※)、市販薬や大衆薬などと呼ばれることもあります。それぞれの健康状態に基づいて、調剤薬局などで薬剤師や登録販売者からの適切な情報提供を受け、自己責任・自己判断において購入できるくすりのことです。
(※)OTC医薬品とは、英語の「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)」の略語で、対面販売で買うことのできる医薬品です。

【要指導医薬品】
要指導医薬品とは、「一般用医薬品とは異なる医療用医薬品に準じたカテゴリーの医薬品であり、医療用医薬品から一般用医薬品に移行して間もなく、一般用医薬品としてのリスクがまだ確定していない薬や劇薬等が該当する。」と定義されています。したがって、医療用医薬品と同じような考えでの取り扱いが必要になり、薬局やドラッグストアで購入することは可能ですが、薬剤師の対面指導の下で初めて販売が可能な薬剤です。
【一般用医薬品】
 一般用医薬品とは、「医療用医薬品や要指導医薬品として取扱われる医薬品以外の医薬品をさします。すなわち、年齢も体質も違う様々な人が使えるように、効き目を調節してより安全性を高めてつくられており「市販薬」「大衆薬」とも呼ばれます。この一般用医薬品は、副作用などのリスクの度合いによって、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分類されています。

◆第1類医薬品は、副作用などのリスクがあり、特に注意が必要なもので、販売する際には薬剤師が医薬品に関する情報提供をすることとされています。例としてはH2ブロッカーを含む胃薬や一部の毛髪用薬などがあります。
◆第2類医薬品は、副作用などのリスクがあるもので、販売する際には薬剤師または登録販売者(※)が情報提供をすることとされています。かぜ薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬などの多くがこれに当てはまります。
◆第3類医薬品はそれ以外の一般用医薬品で、薬剤師または登録販売者による説明の義務なく販売されています。ビタミン剤や整腸薬などがこれに当たります。
※:登録販売者=一般用医薬品のうち、第2類・第3類医薬品についての知識をもつ者として、都道府県の行う試験に合格し、登録を受けた人。
 平成26年の法律の改正により、医薬品の区分を見直し、使用に特に注意が必要な一部の医薬品を「要指導医薬品」という新たな区分に位置づけて対面販売に限る一方、第1類、第2類、第3類のすべての一般用医薬品は、一定の条件の下、インターネットや電話などで販売できるようになっています。



医療用医薬品と一般用医薬品の違いがご理解いただけたでしょうか?
薬局や通信販売で簡単に手に入れる事のできる一般用医薬品は、安全に使用するために、期待する効果にも限界があるのではないでしょうか?したがって、長期間の使用はしないようにとされています。一般用医薬品を使用する場合、効果が乏しいな思ったら医療機関で相談をすることがポイントです。


実は、漢方薬にも医療用と一般用があります。
この違いはまたコラムに書かせていただきます。

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