コラム

 公開日: 2012-03-28  最終更新日: 2014-06-03

虫太郎の伝言板⑭

虫の文化史(虫偏の虫)⑭
―人と虫が奏でる文化―

薬になる!虫②

すでに医療現場で使われているものや、実用化に向けて研究中の虫があります。

「ヒル」

血液凝固を抑制する成分です。
ヒルに吸われると、なかなか血が止まりません。これは、血液の凝固を抑える物質、「ヒルジン」の作用です。
ヒルジンは、脳梗塞や心筋梗塞などの、血栓症の治療薬に使われています。

「ハエ」

「ウジ」、つまりハエの幼虫は、汚い所に住んでいます。 
腐敗した物も平気で食べます。
ハエの幼虫は、傷つけても細菌に感染しません。実は、細菌を殺す物質を持っていたのです。  
考えてみれば、そうでないと生きて行けません。
このヒントから、東京大学薬学部が「ザルコトキシン」という、抗菌性タンパク質を発見しました。このタンパク質の良いことは、人間や動物の細胞には、全く影響がないことです.。
新しい消毒薬や、食中毒を防ぐ食品添加物への利用が期待されています。

「カブトムシ」

 カブトムシも堆肥の中で暮らします。雑菌だらけでよく生きていられます。
カブトムシの幼虫の体液ですが、抗生物質が効かない菌に有効です。MRSAといわれる「耐性黄色ブドウ球菌」を死滅させます。
今後、耐性菌治療の抗生物質として注目されています。
民間療法で、「コガネムシの汁が傷薬(きずぐすり)」というのも、うなずけます。



(カブトムシ 成虫・幼虫)

「モンシロチョウ」

「抗がん剤」として期待されています。
国立がんセンターで、モンシロチョウの体液を、胃ガンの細胞に振りかけたところ、ガンが死滅しました。
チョウは、蛹(さなぎ)から成虫になるとき、不要な細胞だけを死滅させます。この物質の性質を利用すると、ガン細胞だけを狙って殺すことが可能です。
この、チョウの抗がん剤「ピエリシン」は、正常細胞に影響を与えないような改善が必要です。
また、「カブトムシの抗生物質は、認可までのデータ収集が必要です。

つづく


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