コラム

 公開日: 2016-10-08 

★160コーヒーマイスターの知っておきたい珈琲雑学10/8『横山千尋バリスタ』

★デル・ソーレの『バリスタ 横山千尋氏』
珈琲雑学1602
■バリスタ(barista)とは、直訳すると、『バールで働く人』の意味ですが、バリスタに求められるものの第一は、安定した高いクオリティのカフェの抽出技術ですね。
第二はバールの看板としてお客様を楽しませる接客、サービス能力、さらにワインやカクテル、グラッパ他商品全般の知識です。優秀なバリスタはこれらの要素を持ち合わせたスペシャリストといえます。
今回は、私の尊敬するお一人、横山バリスタについてお話をしましょう。
■横山バリスタは、イタリアン・カフェの技術者及びジェラート職人としての日本の草分け的な存在です。
2002年に第1回のジャパン・バリスタ・チャンピオンシップに優勝し、日本人としてWBC世界大会に初参加をはたしました。2004年3月のジャパン・バリスタ・チャンピオンシップに再度優勝し、6月に行われたWBC世界大会(イタリア)に日本代表として出場し、10位入賞。同年10月、ラテアート競技会に出場し、2位入賞。
横山バリスタは、日本でのバリスタ第一号ですし、バリスタという職業ができたのも横山バリスタのお蔭です。
クオリティを重視し、技術を伝え、広めることを使命とし、2001年6月に(株)フォルトゥーナを設立し、『デル・ソーレ』ブランドの店舗を展開しています
■横山バリスタのイタリアでのお話をうかがいました。
『2002年に初めて世界バリスタチャンピオンシップに出場しました。40歳頃のことです。日本のチャンピオンとして、開催地であるノルウェーのオスロへ単身で乗り込みました。事前に勝手を教えてくれるような経験者もおらず、大会の運営も今ほど整っていなかったので、いろんなことがありましたよ(笑)。
大会の出場者は食器や道具なども全て自分で持ち込みます。1人だった私は荷物がとても多くなり、空港ではオーバーチャージで足止めになってしまいました。最終的には全ての荷物を機内に持ち込むということで、なんとか許可を得ましたが、今度は真空パックに入れていたコーヒー豆が膨らんで割れてしまったんです。大会では事前に練習がありますので、練習の時はスポンサーの豆を使い、本番では無事だったわずかな豆とスポンサーの豆をブレンドすることで乗り切りました。エスプレッソの抽出に欠かせない道具のタンパーも、自分で持ち込むルールでした。いつもは機械に備え付けのものを使っていたし、日本でタンパーは流通していなかったので、それに近いプラスチック製の物を持って行ったところ、練習の時に折れてしまうというハプニングもありましたね。』
珈琲雑学1601
『一番印象深い出来事は、私が練習していた時のことです。イタリアのチャンピオンとして出場していたルイジ・ルピに声をかけられたのです。当時からすでに「世界のルイジ」と呼ばれていた彼は注目の的。その彼がエスプレッソをいれる私の姿を見て「いつもそうしているのか? イタリア人かと思った。君はすごい」と褒めてくれたんです。周囲も当然「あの東洋人は何者だ?」、「ルイジが彼を褒めている!」と沸き立ち始め、気分を良くした私はそこで得意のラテ・アートを披露しました。当時はまだラテ・アートができる人は少なかったので、出場者や関係者たちがこぞって写真を撮り、中にはビデオを回す人までいて、一躍人気者になってしまいました。でも何より嬉しかったのは、本番での出来事です。たった1人で参加していた私を応援してくれる人はいないはずでした。ところが、イタリアのチームがイタリアの国旗を振りながら一番前で応援してくれたのです。あれには感激しました。今でもルイジとは付き合いがあって、彼の店に修行にも行きましたし、彼の弟子が私の店で修行したこともあります。』
■横山バリスタのモットーとは
『イタリア人が日本に来てエスプレッソを飲んだときに「おいしい」と思えるクオリティを常に保っている、それがBAR DelSoleです。』
珈琲雑学1603
日本人でも、横山さんのエスプレッソを飲んで「こういうものが飲みたかった」という人は多いという。本場の味を知っている人にも、ぜひ味わっていただきたい。

昨年、デル・ソーレで、鳥取に私が行くので『お別れ会』を開いてくれました!
お料理もおいしかったのですが、食べきれない量だったのを思い出します。
ラテアートも希望すれば、カウンターで披露してくれます。
是非是非いらしてみてくださいね。
ではまた

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COFFEEカルチャーIKEDA

池田修

鳥取県鳥取市布勢339―3 [地図]
TEL:090-2639-8881

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