コラム

 公開日: 2016-08-29 

★≪121≫コーヒーマイスターの知っておきたい珈琲雑学 8/29『缶コーヒーはスチール缶?』

★缶コーヒーといえばスチール缶ですが、どうしてアルミ缶ではないの?

■最近はコンビニで挽きたてで淹れたてのコーヒーが低価格で販売されていますが、
やはり缶コーヒーは廃れることはありません。
自動販売機でどこでも冷えたコーヒーや温かいコーヒーが買えるのは、ホントに便利ですからね。
缶コーヒーですけど、世の中にはアルミ缶とスチール缶なるものがありまして、
ビールなどはアルミ缶が多くて缶コーヒーはスチール缶がメイン。
どうして缶コーヒーはスチール缶なのか?
今回は、このことに触れておきましょう!!

■なんで缶コーヒーはスチール缶が多いのかその理由とは?
2014年までは缶コーヒーに使われている缶はスチールがメインだったと思います。
実は最近になりスチール缶からアルミ缶へと移行が始まっているのです。

■では、なぜ缶コーヒーにはスチール缶だったのでしょうか?
それにはミルク入の飲み物が関係していました。
というのも食中毒の原因菌であるボツリヌス菌が原因していたのです。
この菌がミルク入りの飲料水には混入する危険性があるということでアルミ缶を使わないよう規制されたのです。
スチール缶は菌が増えると缶が膨張しますから発見しやすいのです。
アルミ缶は強度的に弱いということで窒素ガスを入れて内圧を高めて強度を出します。
そのため菌が増殖しても膨らまないから見つけにくいんです。
■2014年から規制が変わりました。
ミルク入りの飲料水でも申請すれば使用ができるということになりました。
ミルク入りの飲料水の製造過程の品質管理が格段に上がったからです。
だからかつての缶が膨らんでから発見するという後出し的なものではなく製造過程で根絶可能になったのです。
そういうわけで缶コーヒーもアルミ缶に移行できるようになりましした。
■缶コーヒーのブラックは多くはアルミ缶でも良かったのでは?
食中毒の原因であるボツリヌス菌の危険性のあるのがミルク入りならミルクの入っていないブラックコーヒーはアルミでもいいということになりますね。
コーヒーといえば、最初に販売されたコーヒーがUCCのミルクコーヒーというくらい、
コーヒーというと砂糖やミルク入りがメインということもあり、ひっくるめてコーヒー飲料は、高温・高圧での殺菌が法律で定められていたのです。
その殺菌方法が中味を缶に入れてから高温で殺菌するというやり方なので、強度が必要なためスチールが使われてきたのです。
アルミ缶は強度的にスチールほど強くないのです。
そのために窒素ガスを入れていると、アルミ缶の場合中の圧力で容器の強度を保つ必要があったのです。
つまりビールやジュースなどの炭酸類は、炭酸により中から圧がかけることができますからアルミ缶でも使用できたのです。
炭酸飲料以外はスチール缶だったのです。
それが窒素ガスの登場でアルミ缶でも使用できるようになったのです。
その後規制が変わりブラックコーヒーからアルミ缶が登場し始めたのです。
またペットボトルも登場してその普及率が高まるものの、コーヒーに関しては規制上と強度の関係上スチール缶だったというわけです。
皆さんも、アルミ缶の缶コーヒーを探してみましょうね。
ではまた

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池田修

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