コラム

 公開日: 2016-07-13 

★≪74≫コーヒーマイスターの知っておきたい珈琲雑学 7/13 『アメリカンコーヒーのお話』

★アメリカンコーヒーのお話

珈琲雑学74

■ 大多数の方の認識として,「アメリカンコーヒー」というのは「薄いコーヒー」のことで間違いないと思います。
ただ,その「薄い」のが「色が薄い」のか「味が薄い」のかでちょっと意味合いが変わってきます。
いわゆる「珈琲」をメインとしていない「喫茶店」や「レストラン」で「アメリカンコーヒー」といえば,おそらく単純に「味の薄い珈琲」,それも「通常の珈琲にお湯を足して薄めたもの」である確率が高いと思います。
これに対し,やや「珈琲」にこだわっている「喫茶店」や「珈琲ショップ」で「アメリカンコーヒー」というと,アメリカンロースト(浅煎り~中浅煎り)で焙煎した豆を使い,粗引きで抽出したコーヒーのことを指すことになります。つまり,「浅煎り」特有の酸味と芳香を持つ「色が薄いコーヒー」であって,決して「味が薄い」わけではないんですね。(カフェインやタンニン等の成分は深煎りの豆よりも浅煎りの豆のほうが多く含んでいるので,コーヒー成分で言えばむしろ「濃いコーヒー」になります)

つまり,「アメリカンコーヒー」には
1.アメリカンロースト(浅煎り)の珈琲豆から抽出した珈琲
2.豆の量や挽き方を調整して,あっさりめに抽出した珈琲
という2つがあり,コーヒーにこだわりを持つ人にとっては,「アメリカンコーヒー」といえば1の「浅煎りの色の薄いコーヒー」が正しいわけで,2の「味を薄めたコーヒー」は偽物だということになるのでしょう。

しかし実はこの「アメリカンコーヒー」については以前から疑問に思っていた点が二つほどあります。
・一つは,アメリカではかつて浅煎りの珈琲が主流だったため,浅煎りの珈琲豆から抽出する珈琲のことをアメリカンコーヒーと呼ぶようになった」というのが事実だったとして,「何故アメリカでは浅煎りの珈琲が主流だったのだろうか?」という点です。
・もう一つは「あっさりめの薄い珈琲=アメリカンコーヒーというイメージが定着するようになったのは,70年代に珈琲豆の価格が高騰した際に,苦肉の策として各地の喫茶店が豆の量を減らして抽出したり,普通の珈琲にお湯を足して薄めたモノを(色が薄まって浅煎りのコーヒーのように見えるため)アメリカンコーヒーとして提供するようになったから」という説がありますが,本来であれば「薄めた珈琲」なんていう「味気ないモノ」がお客様に受け入れられて全国的に浸透するなんてことはないと思うのですが。
「日本で『薄い珈琲』がここまで一般的に普及したのはどうしてなのだろうか?」という点ですね。

■ アメリカンコーヒーは薄いの勘違いについて
最近、コーヒーには色々な効果があると言われています。
ダイエットにも効果的だと言われコーヒーを飲むと脂肪の燃焼率が高まると言われています。
素晴らしいコーヒー効果!
コーヒにはいくつも種類や呑み方があります。
そのなかで、アメリカンコーヒーがありますが、このアメリカンコーヒーのイメージとはどんなものでしょうか?
普通のコーヒーに水を多めに入れて薄くすればアメリカンコーヒーじゃないの?と思っている方も多いそうです。
ですが、本当は少し違うのです。
アメリカンコーヒーは、豆を浅く煎り(浅く焙煎)苦味が少なく若干酸味が強い、浅く煎る為コーヒーの色も薄い、この浅く煎る事をアメリカンローストまたはミディアムローストと言うのです。
ですから、アメリカンコーヒーは普通のコーヒーを水で薄めれば出来上がり!
と言う事ではなく、アメリカンとは、豆を浅く煎ったさっぱりしたコーヒーのことなのです。
■ 深煎りのコーヒーのイメージは、 苦いとか濃いを想像しますよね?
そして、濃い・苦いからカフェインも強く眠気も覚ましてくれる!そう思っている方も多いのではないでしょうか?
これもまた、想像とは少し違い深煎りの方が焙煎時間が長いので、カフェインの量が減ってしまうらしいのです。
ですから、薄く感じるアメリカンコーヒーの方が、焙煎時間も短い浅煎りですので、カフェインも多く残っているのです。
眠気を覚ます為にコーヒーを飲むなら浅煎りのアメリカンコーヒーを飲んだ方が効果的だと言う事です。
逆を返せば深煎りコーヒーの方がカフェイン量が少ないので、カフェインを気にする方には深煎りコーヒーの方が良いと言う事になります。
深煎りコーヒーを水で薄めて飲めば、さらにカフェイン量を減らせますね。
いかがでしたか? ではまた

珈琲雑学74!

この記事を書いたプロ

COFFEEカルチャーIKEDA

池田修

鳥取県鳥取市布勢339―3 [地図]
TEL:090-2639-8881

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